どんなに準備して面接に臨んでも、残念ながら第一印象ですぐにバツがついてしまう即落ち学生がいます。
不潔・不衛生は論外
髪型など外見はばっちり決めて整えても、臭いまで気にしていますか?髪やスーツに付いているタバコや香水の臭いは、本人よりも周りが敏感に気がつきます。
それ以前に、書類にもたばこや香水の臭いは付着します。本人は気づきませんが、封筒にこもります。これは、面接室入室時以前の問題です。
スーツの着こなしやメイクの方法など細かい点は各自で調べていただき、その他気になる点を指摘します。
細かい点のツメが甘すぎる
・前髪が重たくて目にかかる
・時計が高級過ぎる
・くつ下が謎の色
・靴が汚れている
・爪が長い、ヒゲの剃り残し、鼻毛
・バッグの形や色が派手で不自然
・ネクタイがゆるい、無駄に長い
・ベルトのバックルが派手で不自然
・光り物の装飾品や謎の指輪
また、女子は黒目が大きく見えるコンタクトレンズをつけている学生も居ますが、年配には違和感があり、意外に怖い印象を与えます。ですので、通常サイズのコンタクトレンズかメガネに変える方が無難です。
それから、姿勢が悪くて猫背気味な方も、自信が無く見えるので、意識的に胸を張ってシャキッと入室してください。反り返る必要はありません。上から下まで直線という自然な姿勢です。
挨拶どころか会釈すらない
入室時に、背中を向けてドアを閉め、目も合わせず挨拶も無い。これだけでバツがつきます。
また、本来声が小さいのであれば、せめて面接官に目は合わせ、会釈くらいはしてください。ビジネスマナーとして常識です。
また、集団面接の際には、ドアノブを回し開けた後に、そのあとに続く他の学生もいるので、きちんとドアノブをリレーする。
つまり、次に入室する相手が受け取るまで手を離さないでください。視線と笑顔はすでに面接官に向けられアピールに必死で、後ろの学生の事を気にしていないのは、自分のことだけしか考えていない典型です。
それから、表情が暗過ぎます。連日の面接で疲れているのかもしれませんが、覇気がないと意欲は伝わりませんし、はじめからやる気が無いのかなと受け止められる可能性もあります。かといってヘラヘラしないでください。普通でいいです。
ノックの回数は何回がいいかなど細かいことを気にする前に、自分が客観的に相手にどう映っているのか、相手の立場になって想像してください。
面接前後の態度が明らかに違う
これらも面接室への入室以前の話ですが、予約の電話口で、ビルのフロアで、エレベーターで、廊下で、受付で、待合室で。
あらゆる場面で社員は、学生の対応をチェックしており、人事に印象を伝えます。
特に待合室では、評価前だと気を抜いて、隣同士でおしゃべりしたり、ペンで頭をかいたりほおづえをついたり貧乏ゆすりをしたりと、以外と目につきます。
いざ、面接で笑顔で元気に好印象を残したとしても、その他の対応がおざなりでその場しのぎでふるまっていると、相手によって態度をころころと変える裏表のある人だと思われます。
また、ビルを出ても安心できません。
・かかとならしてポケットに手をつっこんでかったるそうに歩いている姿。
・駅の最寄りの喫煙所で、スマホ片手にタバコをふかしながらSNSをチェックする姿。
・隣り合わせた他大の就活生とたまたま帰りが同じで、いっぷくして面接話で盛り上がってケタケタ笑っているいる姿。
何処もかしこも、受けた企業の社員はいますし、学生は見られています。
企業の最寄り駅を離れるまでは絶対に気を抜かないでください。詰めが甘すぎます。
本性は細部に宿る
素の自分、本来の姿は、そのような1つひとつの些細な挙動、言動に無意識のうちに出てきます。
面接の時だけではなく、ネットや電話ではじめて先方へコンタクトを取ったその日から、最終選考が全て終わるまで襟を正し、気を引き締めて臨んでください。