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就活・転職におけるSNSの怖さ

投稿日:2019年9月24日 更新日:

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今回は、就活や転職活動時は、人事があなたのSNSやブログをチェックしているかもしれませんよという話です。

 

今は採用においても、実名検索はよくされる世の中になってしまいました。

ネットやSNSでは、プロフィールや経歴、過去の活躍などを知る手段として便利です。選考中は知りえなかった人柄や言動といったものを知る機会があります。

良いこともあれば、悪いことも伝わってしまいます。

例えば、本人が意図的に隠していることも含まれます。

 

例えば、「バイト先のコンビニでふざけた写真をSNSで発信し炎上した」

というような情報もバレてしまいます。

これらの情報を知られて、有利になることはありません。

例えば、飲食サービスの採用担当が知ったら・・・、間違いなくESで落選させると思います。(本人が反省してようが関係ありません)

情報の扱い方や捉え方は企業次第ですが、落選の要因とするところは確実に存在するのです。

 

実名を隠してネットをやればセーフ?

では、実名を隠せばOKでしょうか?

そんなことはありません。

誰でも閲覧できる設定の場合、基本的に身元はバレると思った方がいいです。

企業は、選考を通じて本人のメールアドレスを知っています。履歴書に携帯のメールアドレスを記入している人もいますよね。

 

たとえば、

~@gmail.com

の「~の部分」、これを自分のブログIDに設定したり、twitterのIDにしている方はいませんか?

 

一度、自分のGメールの「~の部分」をコピペして、ググってみてください。

自分が匿名で続けている、あまり会社には知られたくない内容のブログが出てくる可能性もあります。

 

また、人事は採用マイページの管理画面で、応募者が設定した任意のパスワードを確認可能です。

 

「なんで、そんな情報にアクセスできるのか?」

とお怒りの方、ごもっともですが、企業の人事は仕事として応募者のパスワードを確認する機会はよくあるのです。

 

特に人気企業や大企業では、エントリー数が多いため、個別に情報管理するのが大変です。そこで、マイページで応募者情報を一元管理しています。

もし1万人がエントリーしていれば、そのうちの1%弱ぐらいは、「パスワードを忘れてログインできない」とメールで問い合わせしてきます。

そのたびに、管理者画面から応募者のマイページに(管理者としてログインして)、パスワードを確認したり、必要に応じて変更します。

 

何が言いたいかというと、パスワードのチェックや更新は日々の業務なのです。

人事がそのパスワードをヒントにググってみたら・・・全く実名を出していなかったとしても、本人が特定されてしまうこともあるのではないでしょうか?

その人事が良いとか悪いという問題ではなく、こういうリスクがあると知っておきましょう。

 

他にも、下記のようなことが想定されます。

あなたの友人に、プロフィールを詳細に公開している人がいるとします。

例えば、twitterのプロフィールに

「〇〇高校→〇〇大学〇〇学部 サークル〇〇所属」

と丁寧に記していたとします。(ツイート情報から検索できます)

 

ここまでは、あなたと似たようなプロフィールの友人の情報でしかありません。

ですが、もしサークル名などの所属が一緒であれば、あなたが実名で出していなかったとしても、その友人のフォロワーやツイートには、あなたが出てくる可能性は十分にあります。

つまり、過去の詳細なやり取りをみていけば、応募者の匿名アカウントのあたりはついてしまうわけです。

特に、匿名でやっていても、実名から類推できるあだ名や写真をアイコンにしているなら、一発であなたであることが判明してしまうのです。

ネガティブな情報が無いことを祈ります。

繰り返しますが、その人事が良いとか悪いという問題ではなく、こういうリスクがあると知っておき、損をしないようにしてください。

 

では、どうすればいいか?

シンプルにいえば、twitterであれば、鍵付き(承認制)にするのがいいでしょう。

就活・転職活動の情報収集用として、別のアカウントはとってもいいと思います。

主たるアカウントで自由に、正直に発言していて、採用上の印象が悪くなってしまうのが損ですので。

応募情報とその他の情報が関連しないように、パスワードを変更する等の対応もした方がいいと思います。

 

ところで、日本国憲法第21条では、表現の自由が守られています。

自由に発言するのは問題ありませんが、情報の受け取り方は立場によって異なります。

オープンに閲覧できる状況になっていると、日々の情報漏洩リスクはもちろん、思わぬことを人事に知られてしまう可能性もあるのです。

 

あなたが採用担当だとして、実名ではやっていない応募者のSNSを特定したとします。

そこで、

「いま最終面接の案内をもらったけど、あの会社はノルマ厳しそうだし、あまり行きたくないんだよなー。もっと就活がんばろう」

とか、

「さっき面接終わって、〇〇について聞かれたよー。全然答えられなかったけど、あそこは内定辞退する人が多いから、よゆーだよ」

と読んだらどうでしょうか?

 

それ自体で合否を決めるのはナンセンスかもしれませんが、少なくとも採用の優先度を下げたくなるのが人情ではないでしょうか。

(これは内定後も同様です、不用意な発言は避けておいた方がベターです)

 

慣れない就活や転職活動では、ついつい愚痴を言いたくなると思いますが、何事も相手の立場に立って考え、うまく立ち振る舞うようにしてください。

 

 by 就活・転職アドバイザー :

webページ Twitter Facebook 就活・転職アプリ

 

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大手広告代理店の元人事(採用担当)。現在は独立し、企業の採用支援等に従事のべ10,000人以上に対する面談実績。その人の魅力・武器を最大限に磨き上げ、転職・就活による学歴下克上多数、超難関職種(アナウンサー等)の内定実績多数。