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孤独は好きですか?幸せの基準を考えてみる

投稿日:2019年9月17日 更新日:

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就活・転職の話と少し脱線しますが、幸せの尺度、価値観は人それぞれで、お金持ちだから幸せではなく、いい会社に入れたから幸せになれるとも限りません。

 

これからどこへ向かうのか

生まれてから現在に至るまでそれぞれが自分の人生を懸命に生きてきました。
そしてこれからの歩む道にはどんなことが待っているでしょう。

 

この先に待ち受ける1秒先や10年後の未来のそれらを、わくわくしながら何でも楽しめる人、常に不安や心配に苛まれる人、色々な考え方があります。

 

よく、「幸せになるために生まれてきた」とか、「誰かを愛するために生まれてきた」 という表現がされます。

 

結婚し、子供ができ、家庭を築く多くの人は、家族という分かりやすい愛の対象が育児や労働を行うモチベーションになるでしょう。

 

あるいは、独身の人でも、人生でなにかを成し遂げたい(夢や目標、仕事における大成功など)と考える人

 

または、のんびりと時間やお金に縛られずに、自由な時間と環境の中で、悠々自適に自然に囲まれて暮らしたい、という思いを持つ考えの人もいるでしょう。

 

幸せってなんですか?

友達や恋人や家族と居るから、孤独を感じないという人はいいですが、友達や恋人と一緒に居ても孤独を感じる。結婚して家族を築いても、なんだか所在なさを感じてしまう。そのようなことはあります。

 

そんな時、自分は幸せだな、と感じるでしょうか。あるいは、さみしいな、つまらないな、と感じるでしょうか。

 

孤独を愛する人にとっては、友達はごく限られた本当に親しい少数で、家庭は持たずに生きていけます。

 

趣味や、好きなことに時間を使う。音楽を聴く、自然を楽しむ、本を読む。お酒を飲む。人生の楽しみは無限にありますから、孤独だからといって、不幸であると結びつけることは、短絡的 です。

 

自分が好きなこと、楽しいなと思えることをしている時間こそが、幸せの定義だとするならば、人は生まれて今、そしてこれから先も、「あぁ、なんだか楽しいな、ワクワクするな」ということを追求していく過程や、まさにその状況に置かれていることを認識し、幸せと呼び、その幸福感を追い求めるために、考えたり、行動したりするのかな、と思います。

 

幸せの定義は、自分がそれをしている時に、「楽しくてワクワクするなと思える時間」のことではないでしょうか。

 

自分という存在の不確実さ

多くの友達や、恋人、家族など人々に囲まれて生き、暮らしていく。あるいは、孤独を愛し、1人の時間を堪能し、じっくり味わいのある人生をかみしめながら孤高に歩む。生き様、生き方は人それぞれですし、誰になんと言われようと、その人達は自分の人生の責任を負ってくれませんから、気にしなくていいですよね。ただ、どんな道を選ぶにせよ、必ずつきまとうのが、「自分との向き合い方」 という問題です。

 

自立した人間(人材)という表現をよく聞きます。

辞書によると、

自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと。

とあります。簡単に表現されていますが、これを実現することはとても困難で険しい道です。

 

まず、誰からの助けも得ないで生きる、ということがかなり至難の業であること。どうしても、周囲の人から支援やアドバイス、時には悩み事の相談などもすることは、どんな人間でも少なからずあると思います。

 

全く、誰の助けも受けずに生きていける人は、本当に強いし、憧れます。おそらく、見据えている視線の先にうつるものは、常人では考えられない程違う世界を見ているか、あるいはなにも考えないで能天気に生きている人のどちらか なのかなと考えています。

 

自分の力だけで、誰からの支配も受けずに、あらゆる出来事に対処し、物事を遂行・推進していく力。これを身につけるには、一度、全く別の環境・世界に身を置いて、自分で動かなければ何も始まらないような異国で修行した方がよいのかもしれません。(それでも、ググったり、人に尋ねたり、誰かやなにかに頼ることにはなりますが)。

 

完全な自立型人材になるには、程遠いとは感じつつも、
全て自己責任において発信し、思考し、行動していく習慣を身につければ、少しずつ、曖昧だった自分という不確実な存在の輪郭がはっきりと見えてきて、強くたくましい自立した人間に成長できるのではないか、と考えます。

 

考え過ぎなんだよと言われる人

物事をじっくり考えて考えて、答えも出ないのにぐるぐると頭の中を感情や思考が駆け巡り、結局堂々巡りであることや、すごく心配で不安で、考えれば考える程その思考が止まらずに眠れなくなるようなことがある人は少なくないでしょう。

 

現状の問題や課題を考えて改善できることがあれば、感情を入れずに実行に移すというだけのことなのに、なぜ人はこんなに気にしてこんなに考えてしまうのでしょうか。その思考のほとんどが、 消費カロリーのわりには距離が進まない自転車のように、蛇行し旋回しながらスタート地点に戻っているというのに。

 

それでも、性格特性は、生まれ持った先天的資質と、生まれた後に育った環境によって構築された後天的なものがミックスしていると思われ、今さら、考えるな、気にするな、と言われても無理です。やはり、自分の中の蛇行自転車が、またぐるぐると円を描きながらゴールの見えない一人競走を始めてしまいます。

 

それが、その人の特性・特徴・考え方のクセである以上、変えることはできませんから、諦めの境地というか、これはもうこういう人間なんだ、と自分に言い聞かせて生きていくしかないのかなと思います

 

ただ、なにも考えずに、能天気に生きている人を見ると、ものすごく見下してしまう感情と、もう一つの感情としては、 「あぁ、あんな気楽な生き方うらやましいな」 という羨望の気持ちが混在します。

 

おそらく、物事を真剣に考え過ぎてしまう人ほど、損得で言えば生きていく上で、社会生活をしていく上で、損している気がします。考え過ぎてメンタルヘルス不全を起こす方も居るわけですから。

 

しかし、このように、色々な出来事や物事に対してぐるぐると思考を巡らせることが、 「慎重で正確な仕事」として評価されたり、「真面目で几帳面」という能力を発揮し、地味で目立たないけれども、入社2年後3年後に頭角を現すパターンもあるわけですから、これも考え方、捉え方なんでしょうね。

 

結局は、 自分に持っていない思考を持つ人へのジェラスと、ないものねだりをしているだけなのかもしれません

 

幸せは、そう感じる時間尺度で得られるもの

今の境遇が不幸過ぎる。今の相手が悩みの根源。お金がない。モテない。頭が悪い。なんでもいいのですが、今、自分が置かれている外的環境や要因と、自分に内在する内的環境・要因を掛け合わせて社会における自分という存在が成立していることを前提とするならば、これはもうその外的・内的環境や要因を受け容れるしかないと考えます。

 

もう少し背が高かったらと悩んだところで背は伸びませんし、もう少し楽観的な性格であればと思ったって、自分の考え方のクセを変えることはできません。

 

ですから、自分の持ち合わせているポテンシャルと外部環境の中で、いかに「楽しくてワクワクする時間を増やしていくこと」が命題になってくるのだと思います

 

ということは、幸せとはお金でも容姿の美醜の問題でもなく、限りある時間の中で、どれだけ人生をワクワク楽しめる時間に変えることができるか。そのスキルが大切なのだと思います。

 

そんなに前向きでポジティブ思考ではない人に合わせて換言するならば、
それをしているとあっという間に時が流れる夢中になれることを追求し生み出していくスキルと表現できるかもしれません。

 

外部環境は自分で作ったものから、生まれた時から決められていたもの多様ですが、例えば自分で決めた仕事がもう本当に吐きそうな程合わないのであれば、環境を変えた方が好転するかもしれませんし、自分が選んだ結婚相手とのミスマッチが起きてしまったら、離婚した方が幸せに近づけるパータンもあると思います。(そう簡単にはいきませんが)。

 

ですから、死に至るまでのカウントダウンはこの世に生を受けてから、カチカチカチカチと音を立て迫っているものですから、あまり、くよくよ悩んだり、答えの無いことを蛇行自転車でぐるぐる思考を巡らせたりするよりは、生産的なこと。すなわち「楽しくてワクワクする時間」であったり、「それをしていてあっという間に時が流れてしまう程夢中になれること」に時間を使った方が、幸せになれるのかなと思います

 

かといって、恋愛に例えれば、「片思い」が無意味だとは思いません。届かぬ恋を経験することで、熟成される感性や情念、悲哀の心を知り、それによって相手を思いやる優しい気持ちや、洗練された器の広い人間性など、目に見えない果実が手に入るからです。

 

人生の機微は、ハッピーエンドや多幸感の中で生まれるのではなく、むしろ、不幸な経験や辛く苦しい気持ち、悲哀の心や胸をしめつけられるような慟哭や郷愁の中で育つものと考えるからです

 

基本的には、したいことをして生きてけば幸せなのかも

とはいえ、あまり苦労や苦痛、不幸な経験はしたくありません。しかし、どう生きるかは自分次第なので、それすらも、つまり、辛くて苦しいな、と感じることを幸せを感じる人も居るので一概には言えませんが、基本的にはこのようにしたいことをして、やりたいように生きていく。その時間を増やしていく。これが一番かなと思います。

 

それで、田舎暮らしはじめたら都会の雑踏と友達や家族が急に恋しくなるので私はできませんが、

・孤独を愛するのであれば、誰とも人との接点がほとんどない世界を身を置くもよし。
・子育てや労働に精を出すもよし。
・ビジネスで大成功し、地位や名声、経済力を蓄えフォーブスの顔100人に載るもよし。
・人気ランキング上位に入るような街に住み、昼間から犬を散歩しながら奥様友達とランチするような分かり易い幸せでも良し。

 

誰も自分のことは気にしていないし、たまにお節介な人が支援やアドバイスをしてくれますが、責任までは負ってくれないので、自分のしたいようにやりたいように生きた人の勝ち なのかなと思います。

 

自分が欲しいものを手に入れたい。その飽くなき強固な執念とエゴイスティックな心を抱え、猪突猛進よろしく生きていくのも刺激的で良いですね。

 

たとえ、誰かに笑われても、後ろ指もさされても気にしない。

 

時間=時の流れは誰にでも平等なので、後悔しないように生きていきたいものです。

 

今日も、失敗と反省に苦笑いしながら、それでも、少しずつなにかが前進していることを信じて生きていく。
たとえ、ネガティブですぐいろんなことにくよくよと悩んでしまう損得でいうと損な部類になる人でも、 人生の機微がより深みを増して味わい深いものであることが「悩む・考える」ということならば、それだけで心が救われる。

 

そのように、自分の思考や行動などの特性を知り、うまく自分と向き合いながら、帳尻を合わせてやっていけたら幸せを感じる時間も増えていくかもしれませんね。

 

 by 就活・転職アドバイザー :

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  1. […] 以前のブログ、孤独は好きですか?幸せの基準について考えてみるでは、自分の存在を確実なものたらしめるためには、自己と向き合い、自己に意識的に責任を追いながら、 思考し、発言し、行動していく習慣を身につけていけば、少しずつ、自立した人間に近づいていけるのではとお伝えしました。 […]

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大手広告代理店の元人事(採用担当)。現在は独立し、企業の採用支援等に従事のべ10,000人以上に対する面談実績。その人の魅力・武器を最大限に磨き上げ、転職・就活による学歴下克上多数、超難関職種(アナウンサー等)の内定実績多数。