以前の記事の続きです。
日本にある約200万社のうち、99%が中小企業であり、働く人の70%は中小企業に勤めているといわれます。就職活動や転職活動で、中小企業を目指すことはまったくもって不自然ではありません。
今回もQ&A方式で、理解を深めていきます。
Q.優良企業なら大きくなっているはずなのに、なぜ中小企業のままなのか?
A.全体の市場規模があまり大きくない場合もあります。
また、一定の技術をもって、顧客から安定的な取引があるのであれば、多角化経営をしてまで、時価総額を高めたりする必要はない場合もあるのです。
拡大の投資ではなく、今持っている資産をしっかり守り技術を伝承していくことに価値を感じている経営者もいます。
Q.中小企業は即戦力を求められそうなので、むしろ難関なのでは?
A.世界で活躍する「グローバル・ニッチ・トップ」な企業もあり、高いスキルが求められる会社もあります。そういう企業では待遇的にも大手に引けを取りません。
一方で、給料は標準的ではあるものの残業はなく、趣味も楽しむ人生にするにはもってこいの居心地が抜群な会社もあるのです。ワーク&ライフバランスがよく、社員を大切にする会社です。
中小企業は創業者の経営理念をそのまま反映させやすいため、特徴的な会社もあるのです。
人数はだいぶ増えたため、もう大企業といえますが、未来工業株式会社はライフ&ワークバランスのさきがけのような会社です。
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Q.中小企業も興味あるが、その前に、無名でもいいから大手企業を見つけてみたい。なにかよい方法はないか?
A.「日経優良企業ランキング400社」とか、「関西 優良企業ランキング」「北海道 優良企業ランキング」「〇〇 優良企業ランキング」と検索してください。
そこからあえて一般的な知名度の高い会社やよく人気ランキングで見かける社名を意図的に外していきます。
無名であっても、優良がゆえにランキング入りしているわけですから、それらの企業に集中してエントリーしてみてはいかがでしょうか?他の就職活動者・転職活動者にはない、まさに、自分ならでは活動の形になると思います。
Q.中小企業は、どのようなサイトで求人募集を知ればいいですか?
A.例えば、以下のようなサイトはいかがでしょうか?中小企業に関する情報は、各省庁のWebサイトから調べることも可能です。
「知らない=わからない=やめていこう」ではなく、まずは調べてみることをお勧めします。
新卒応援ハローワーク:
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000132220.html
なお、中小企業ではありませんが、公務員の中でも地方の自治体専門の求人サイトはありません。自分で求人情報を探したい場合は、個別に市町村のHPで確認することになりますが、もし求人があればチャンスです。
公務員になること自体が目的で、エリアにはこだわらなければ選択肢はかなりあると思います。タイミング次第では倍率が低いので検討してもよいと思われます。
中小企業といっても千差万別ですが、まずは自分で動いてみて情報をとることからはじめていきましょう。
今後は、中小企業の中から、優良企業を見極める方法について書きたいと思います。
お楽しみに!!
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