面接における『瞬殺タイプ』の特徴
面接が苦手という方は、結構な数いらっしゃると思います。そもそも、毎日、毎年やる活動ではありませんので、苦手でも慣れていけば問題ありません。
しかし、たとえ慣れても、何度も一次面接で落とされてしまう人がいます。特に瞬殺系(面接官が応募者と会った瞬間に、一緒に働きたくないと落選を決める)応募者には傾向があります。
1)瞬殺系の外面的特徴
「見た目がとにかくだらしない(応募先企業にマッチしないほど服装がラフすぎる、爪が伸びきっている、髪がボサボサである等、清潔感がない)」という部分です。
これは、本当に自覚がなくやってしまっている人がいますが、面接官も人間ですので、初対面に外見的なダメ出しはしたくないのが本音です。
また、注意しても、その場で変えられれないのが外見です。
その外見からくる嫌悪感はぬぐい切れず、面接では「面接時間をなるべく早めに切り上げられてしまう」「面接選考に集中してくれない(採用候補として興味がないので手を抜かれる)」ことになります。
外見については、無頓着であることの自覚がないと非常に厳しいのですが、
・髪?
・服装は?(シャツやネクタイ、時計は清潔か、奇抜ではないか?)
・バッグは?
・靴は?
という各項目について、周囲の応募者を観察したり、身近な人に聞いてみてはいかがでしょうか?わからなければ、とにかく他の応募者を参考にしてみる(真似してみる)のがいいでしょう。
2)瞬殺系の内面的特徴
ここでの内面というのは、面接選考時における会話や立ち振る舞いです。
例えば、
・マナーがなっていない(挨拶がなくいきなり着席する、貧乏ゆすりがすごい、肘をついて話す)
・言葉遣いが雑(友達感覚で話す、いわゆるタメ口をきく、けんか腰)
・声が小さすぎて聞き取れない
・相づちを打たない(聞いているのか、理解しているのかがわからない)
・目を見て話せない
というところでしょうか。
当ブログでは何度も書いていますが、採用とは「応募者と企業との商取引」です。企業は猫の手も借りたくてあなたを採用します。企業はあなたの能力を活用して付加価値を生みたい(利益を出したい)から採用します。
あなたが所属する場は、一人ではなく、一定の人数で構成される集団なはずです。集団である以上、上司や同僚などの仲間がいますので、「部下として一緒に働けるか?」「仲間として一緒にやっていけるか?」という集団におけるマッチングの部分もみています。
いったんネガティブな感情をもってしまうと、なかなか面接という短い時間では盛り返すのは難しいです。
いくら面接でアツく語ろうが、筋の通ったロジックがあろうが、それなりの専門性があろうが、行動レベルが高かろうが、それはネガティブ・チェックをクリアした先の問題です。
かつて『人は見た目が9割』という本が売れましたが、
にもあるように、視覚情報の影響値は大きいので、上記に当てはまりそうな方は気をつけてください。
よく聞く「人を見る目がある」という言葉があります。これは、心理学的には「できるだけ思い込みを排除してその人の本質を見つめる力」と言い換えられます。
人を見る目がある人は、自分の偏見や思い込みがあったとしても、フラットに応募者と向き合える人物ということになりますが、これができるのは、日々面接や選考で応募者と向き合っている、経験豊富なプロだけです。
ほとんどの面接官は、応募者の全体的な印象で評価していますので、今回紹介したようなネガティブ・チェックには引っかからないようにしてください。
では、就職活動、転職活動、がんばってください!