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これから就職活動を始める方に  「就活でやるべき3つのこと」

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今回は、就職活動スタートの基本をお知らせします。すでに活動されている方は、復習のつもりで読んでください。

 

 

1)目標設定

何事にもいえますが、どんなに複雑な取り組みであっても、やるべき工程を分解して考えるだけで、着実に前に進むことができます。

就職活動のゴールは、「自分が活躍できそうな会社、自分と社風がマッチする会社と出会い、内定をもらう」ことと理解しましょう。

 

 

 

2)就活におけるインプットの準備

では、今度は就活に際し必要な、インプットとアウトプットを分けて考えてみましょう。

 

◆就活におけるインプットとは

大きく分けると

・自分自身の情報整理

・業界、企業の情報収集

ということになります。

 

ほとんどの企業で聞かれることは「あなたはどんな人?」「私たち(企業)についてどう思う?」です。前者は自己PR、後者は志望動機という形で聞かれることになります。(このうち、志望動機はあまり重視しない企業も出てきていますが、これについては別の記事でご紹介したいと思います)

 

・自分自身の情報整理

選考とは、企業と私の商取引です。商取引である以上、自分を採用することのメリットを伝達する必要がありますが、そのためには商品説明をわかりやすくする必要があります。そこで、「あなたはどんな人?」に応えるために、自分自身の情報整理をしておく必要があるのです。

 

この情報整理は、よく自己分析といわれているものです。もちろん、やたらと分析する必要はなく、目的をもって分析していきます。

 

分析対象は、「過去」ですが、明らかにすべきは

① 「自分の性格的な強み、弱み」

② 「どんな時にうまく振る舞えるか?」

の2点です。

 

過去といっても幼少期からさかのぼる必要はありません。中学卒業後の高校、大学の経験を振り返って、「自分がどういう性格で、どういう時に力を発揮する(発揮しない)のか」を知っておきましょう。ここでは、自分で文字に落として整理しておくことをお勧めします。(ES作成時に役に立ちます)

 

① 「自分の性格的な強み、弱み」

人からどういう強み、弱みがあると思われているかを聞いてみても参考になります。就職活動なので、「言いにくいことも含めて教えて!」と身近な人に聞いてみてはいかがでしょうか?

 

そして、それを具体的なわかりやすい話(エピソード)に落とし込んでいけば、自己PRを作成することができます。

 

② 「どんな時にうまく振る舞えるか?」

自己PRについては、「自己PRの失敗パターンの記事に詳しく解説しています。「自分が言いたいことではなく、採用担当が知りたいこと」を意識して作成しましょう。

 

たとえば、

A.論理的にじっくり考えるのが好きか?それとも、アイデアを自由に出す方が好きか?

B.あらかじめ決められたルールや手続きを踏んで着実に進めることが好きか?それとも、人にあわせ て柔軟に進めるのが好きか?

C.個人(や少人数)で行動するのが好きか?それとも、大人数(チーム)で行動するのが好きか?

といった自分の性格を把握しておくことが重要です。

 

これらの質問は、どちらが良いというものではありません。あくまでも自分の性格を把握できればOKです。仕事の進め方は、業界や企業によって違いがありますので、A~Cの項目を自分に当てはめて考えてみましょう。

 

 

・業界・企業の情報収集

そして、自分と合いそう(もしくは合わなさそう)な業界や企業はどこなのか、仮説を設定します。最初は、自信がない仮説でも問題ありません。

 

次のアウトプットの項目で紹介しますが、いろいろな説明会や人とあっていくうちに相性というものがみえてきます。この仮説を立て、それを検証していく(実際に企業や人と会ってみて確かめていく)だけで、就職活動は圧倒的に効率がよくなります。

 

 

 

3)就活におけるアウトプットの準備

ここでは、就活における行動面をすべてアウトプットとして説明します。当サイトでは、採用担当の目線で応募者(就職活動や転職活動の方)へ役立つことをメインで書いていきますので、細かい部分は簡単に記します。(キャリアセンター主催のセミナーや書籍やネットにある就活の進め方情報で充分です)

 

これから就活を始めるのであれば、最低限、リクルートスーツや革靴、バッグなどの装備品、ESに貼る証明写真を撮っておく等は必要です。急な企業訪問や説明会で、すぐ必要となる場合もあるので、就活を意識したら、なるべく早く準備を済ませてください。これだけでも、気分がだいぶ就活モードになります。

 

そして、就活スタート時に取り掛かるべきは、

・筆記試験

の準備です。SPI本などを丁寧に解きはじめた方がいいです。特に学力に自信のない人は、いますぐ勉強してください。

 

筆記試験のラッシュになってから、あわてて準備しても落ちまくるだけです。なるべく早く準備し、テストセンターでは、よいスコアをとれるようにしておきましょう。(面接に進んだら通過するだろう学生が、残念ながらこの筆記試験で落選しているのを目にしています)

 

 

筆記試験の勉強と並行して、やることがあります。

・自分の足でのリアルな情報収集

企業説明会やインターンシップに顔を出し、自分の足で情報を稼いでください。気になる業界や企業に先輩がいれば、OB,OG訪問も有効です。

 

業界や企業の雰囲気を知るためにも積極活用したいところですが、『業界地図』を読んだり、企業のウェブサイトをみるなどして、事前に予習はしておきましょう。最低でも知っておくべきは、以下の2点です。

① どのようなビジネスモデルなのか?(顧客は誰でどんな価値を提供している会社なのか?)

② 企業の歴史と経営状態(いつにできた会社で、売り上げと利益はどのくらいで、事業所はどこにあり、社員は何名ぐらいか?)

 

上場企業であれば、IR情報(株主向けの資料)も読んでおくといいのですが、どんなに忙しくとも採用ページだけは一通り読んで頭に入れた上で、企業訪問した方がいいでしょう。情報は効率よく得るべきです。

 

OBやOGに会ってから、一から聞こうと思ってはいけません。情報の意味を確認するのは問題ありませんが、書いてある情報や少しググればわかる情報を聞くのは時間の無駄です。

 

就活は、情報収集して慣れていったもの勝ちです。応募企業の本社の大きさ、選考の雰囲気、企業で働く人との会話、すべて慣れてしまえばなんともありません。あとで苦労しないためにも、慣れるまではがんばりましょう。

 

面接選考などの本番になってから、慣れ始めるよりも、その前の段階、企業訪問で慣れておくだけで、だいぶ就活が気分的に楽になるはずです。

 

 

以上、就活のインプット、アウトプットをみてきました。

 

新卒採用は、早く動いて分だけ有利になるのは間違いありません。

当ブログの読者は、本番の選考前にできることは、なるべく早く取り組むようにしてください。

 

では、就職活動、がんばってください!

 

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アドバイザー 村岡 篤
大手広告代理店の元人事(採用担当)。現在は独立し、企業の採用支援等に従事のべ10,000人以上に対する面談実績。その人の魅力・武器を最大限に磨き上げ、転職・就活による学歴下克上多数、超難関職種(アナウンサー等)の内定実績多数。