メーカーには、どんな仕事があるか知っていますか?意外にも、メーカー以外で働く人は知らないのではないでしょうか?
「製品を開発し、販売する」という仕事があることは、すぐに思い浮かぶと思います。製品開発は、理系出身者による研究職です。販売は営業職ですが、実はメーカーの中にあるメジャーな仕事ではありません。
でご紹介したように営業職といっても多様な仕事があります。(ここは大事なので読んでおいてくださいね)
そして、何故メガバンクは大量採用なのか?でも触れたように、
自動車メーカーであれば、車を売るという役割やメーカーの系列の販売会社となります。飲料会社であれば、商品は流通(スーパーマーケットやコンビニ)、自動販売機が売っています。電化製品は、直接企業の販売サイトで売っている以外は、家電量販店(ヤマダ電機やビックカメラ)で販売します。アーティストが制作した楽曲は、所属の音楽レーベルを通じて、iTunes等で販売されるのが一般的です。(ひと昔前はタワーレコードやHMVが主要な販売店でした)
皆さんが持っているスマホを買う際に契約書をチェックしてみればわかりますが、docomoやau、ソフトバンクといった通信会社と違う名前の付いた販売会社と契約していることが分かると思います。(系列の子会社と業務委託を受けた販売会社があります)
大きな企業であるほど、営業機能は独立した系列の販売代理店が売っているのです。ここはおさえておきましょう。
では、他にどのような仕事をしているのでしょうか。
大企業はあらゆるジャンルの集合体だ!
結論からいうと、大企業は様々な機能の集合体なのです。
・製品を企画する商品開発部門
・製品を作るために資材(鉄や金属、部品等)を仕入れる調達部門、工場との連絡調整部門
・製品を開発する研究開発部門
・商品を宣伝する部門(マーケティング)
・各販売店のマネジメント部門(売上管理と売れ行きの分析、特別な値引きサービス等を主導する等の販売店をリードする役割)
・法人相手の大きな取引をする営業部門(他の会社に委託しないような案件を担当する販売機能)
・管理系部門(法務、総務、人事、経理、財務といったバックオフィス)
などの主要な部門があります。
いろいろな会社(機能)が集まっていると考えてもいいでしょう。
このよう機能(製品を企画し、資材を調達し、研究・開発し、宣伝し、販売し、販売管理し、次の商品開発)をつなげ、大きなPDCAサイクルを回しているのです。
以上みてきたように、メーカーには様々な機能があります。
もしかしたら就活で落ちてしまった業界でやりたかった仕事は、メーカーで担当できるのかもしれません。このような視点でみてみると、メーカーで働くことの可能性にも気づけると思います。