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外資系企業って、なんだろう?

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外資系企業とは?

 

今回は、世間的イメージで誤解されがちな「外資」系企業に注目したいと思います。

 

みなさんは、「外資」と聞くとどんなイメージがありますか?

・スタバでラージサイズ(ヴェンティ)のラテを買ってくる外国人が陽気に働いている?

・外国人の上司がいて、英語でのコミュニケーションが必須?

・すぐクビを切られる(とことん実力社会)?

・本国が一番偉い組織?

などでしょうか。

 

 

 

外資系企業は3パターンある

外資といっても、内実はいろいろです。大きく分けて、3パターンあると理解しておけば大丈夫でしょう。

 

①本社が外国にあり、本社の指示を基本方針として動く日本支社として機能する企業

このタイプの企業では、本社(本国)に権限が集中しがちです。本社の指示で、方針が変わることもしょっちゅうです。時には、日本文化に合わない方針転換も余儀なくされ、自分ではコントロールできない現実に悩む日々もあるでしょう。

 

よほどのことがない限り、本社のトップになることも難しいのが、このタイプの企業です。本社との確認や会議もあるため、外国語は相応に必要とされ電話やTV会議は現地時間に合わせて開催することも。(投資銀行やゼネラル・エレクトリック、アップル等もそうですね)

 

なお、高収益で年収が高い企業も多く含まれるため、職務満足度は高い企業も多々あります。

 

 

②日本に根付いており、ほぼローカルとして独立運営している企業

このタイプの企業は、外資といっても、日本企業に近いです。社員も日本人が多く、英語でコミュニケーションする機会もそこまで多くはありません。

 

上司や同僚と日々飲み歩くというような文化はあまり見かけませんが、日本人が思い込んでいるような「ザ・外資」っぽさがないのが特徴です。

 

せっかく身に付けた語学力を存分に活かしたい方にはお勧めしません。

(例えば、日本アイ・ビー・エムが該当します。社内は日本にローカライズされた日本の大企業といった雰囲気です)

 

 

③日本進出して浅い年月の新興企業(いわゆる外資ベンチャー)

外資に限らず日本のベンチャー企業全般にもいえることですが、実力によっては昇進や抜擢もあり、若くして幹部として活躍できる可能性もあります。入社後、社員数が一気に増加していくような経験もできるかもしれません。

 

逆にいうと、実力を発揮できないとすぐにリストラの対象者にもなってしまうのがこのタイプです。転職者がヘッドハンティングされて入社しても、求められた成果を出せず、すぐに転職してしまう場合もよく見かけます。

 

以上、簡単にみてきましたが、外資といっても、規模や歴史によって大きく違うのです。

 

 

国内企業でも同じ

そして、これらの外資でのキャリアパターンは、国内の企業でも同じことが、言えます。

 

例えば、①でみた、本社指示に従って動く日本支社として機能している企業ですが、国内の大きなグループ企業の親会社とその子会社との関係に似ています

 

子会社から生え抜きで取締役以上になれるのは一部で、ほとんどが親会社から送り込まれた人材が経営につくことになります。本社から天下りしてきた偉い人が社長になるケースがほとんどでしょう。出世する上では、見えないガラスの天井(英語ではグラス・シーリングといいます)があるのです。

 

 

 

 

外資系企業の特徴

①キャリア形成の違い

また、企業にもよりますが、外資は「ジョブ・ディスクリプション(職務記述書)」を基に、企業と個人が雇用契約を結ぶ形が一般的です。

 

この契約書には、「あなたには、この役割でこの職種でこういう仕事をやってもらいます」と明記されています。この契約を基に仕事をすることが前提となるため、日本企業のように人事異動で、全く別の職種に異動するようなキャリアは歩みにくいです。

 

特に、外資アパレル(特にヴィトンやグッチ、ドルチェ&ガッパーナのような高級ブランド)では、その傾向がみられます。

 

こういった企業では、内部から段階的に昇進していくことはほとんどなく、別のジョブ・ディスクリプションの契約を結ばないと昇進にはなりません。(マネージャーになりたかったら、他の外資企業へ転職しなければならない場合も多々あります)

 

個人のキャリアを考えると、一つの領域のプロを目指すには、異動を前提としない外資企業で一貫した業務を経験するのも手かと思いますが、もし合わなかった場合は、辞めるしかありません。

 

こういう前提があるからこそ、転職者が多いため(つまり退職者も多いので)、一般的には実力主義のイメージが浸透しているのではないでしょうか。

 

②実力主義だけではない?

外資企業は人間関係が希薄で、例えば「ゴマすり」がないかというと、そこは言い切れません。社風にもよりますが、ホームパーティーを定期的に上司が開き、気に入った人間を昇進させる場合もあります。

 

「アップル・ポリッシャー(リンゴを磨く人)」というゴマすりを指す言葉もあるくらいです。

 

外資=社内の人付き合いは必要でなく実力オンリーとは、言えません。社風による違いもありますので、自分で観察して多面的に情報をとるようにしましょう。(当サイトの他の記事を参考に情報収集することをお勧めします)

 

 

 

以上みてきたように、企業選びをする上では、「自分がどういったキャリアを歩んでいきたいか」の大まかなイメージを想像しておくことは重要です。

 

大企業のようにゆっくり成長していくキャリアなのか、ベンチャーのようなダイナミズムのあるキャリアなのか、よく考えましょう。OB・OGがいれば、ぜひそのあたりをヒアリングしてみてください。

 

外資系企業のなんとなくのイメージや知名度にとらわれず、自分の足で情報をとって、合うか合わないかを見極めるという基本を忘れず、就職活動・転職活動をがんばってくださいね。

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アドバイザー 村岡 篤
大手広告代理店の元人事(採用担当)。現在は独立し、企業の採用支援等に従事のべ10,000人以上に対する面談実績。その人の魅力・武器を最大限に磨き上げ、転職・就活による学歴下克上多数、超難関職種(アナウンサー等)の内定実績多数。